事業承継前「従業員意識調査」で承継者の戦略実行に障壁はないかを事前把握
例えば、このようなことを事業承継前「従業員意識調査」では明らかにしていきます。
- 新たな戦略を実行するときに従業員はついてきてくれるのか?
- 今の従業員はどのようなモチベーションで働いているのか?
- 事業承継後に承継者と従業員との間に生まれそうな対立の原因は何か?
事業承継前に把握しておきたいこと
現在の経営者から2代目、3代目が事業を承継するとき、様々な壁に悩みます。
タイミングはいつにするのか、資産はどのように譲渡するのか、税金対策はどうすればいい、ノウハウをいかに伝授するか等々。
しかし、これらの悩みを解決しても、最大の壁に突き当たってしまいます。 「今いる従業員の理解は得られるのか」
2代目、3代目の承継者としては、自身の価値観や行動規範にすべての従業員が従ってくれれば理想です。しかし、現実はそうではありません。
当然ながら、社員(特に古参社員)は、これまでのやり方や考え方を変えたくないと思っています。しかも「以前はそうじゃなかった」「今までのやり方で問題はない」等の声が聞こえてきます。
一気に変わることは難しいとしても、承継者としては、ご自身の戦略に沿った行動を従業員に浸透させていきたいところです。
事業承継前に、今いる従業員はどのような欲求を持っているのか、どのような体制や仕組みがそれを可能にしているのか、どのようなきっかけがそれを作っているのかを把握し、承継後の新たな戦略実行に起こりうる、抵抗や対立の感情を抑えていく方法を事前に検討することが大切です。
事業承継前「従業員調査」でわかること
私たちは、承継者と従業員の価値観や行動規範の対立をインタビュー調査で明らかにしていきます。
承継者が考えている戦略や組織の在り方等をあらかじめインタビューしたうえで、管理職や古参従業員が考えている価値観や行動規範等の目に見えない不文律をさらにインタビュー調査で把握していきます。承継者と従業員の一致・不一致を明確にし、抵抗と対立の解消に向けてアドバイスします。